題目にもあるように”まあまあやな”ってのが伯父さんの口癖だったらしい。直接聞いた記憶はないがそうだったらしい。
その伯父さんが亡くなった。
僕は家庭的に恵まれていたほうではないので、伯父さんだけでなく身内にはずいぶん世話になったし、可愛がってもらえた。今の僕があるのは周りの方すべてのおかげと思っている。言葉だと軽いんだけど、感謝なんて言葉では到底言い表せない。
最後に交わした言葉は先月の事。事務所で
がんばれよ
といってくれた。
短い言葉だが僕にとっては嬉しかった。
ある程度の年齢になってから僕はおじさんに声を掛けてもらえることがほとんどなかった。そんなに会うこともなかったが、声を掛けるに値しないのもあったと思う。それは何より自分が一番よくわかってる。
今頑張ってるかと問われるとまだまだ頑張れる自分がいる。頑張らなきゃあかん自分がいる。
それがすべてわかっているかのようだ。
がんばれよ は伯父さんからのエールであり叱咤である。
まあまあやな といつか言ってもらえるようにこの言葉忘れない。